用語集
 
 ここでは地球温暖化の観測・研究・活動に関連する基本用語を集め、簡単に解説しています。
 研究機関・組織名、観測技術・装置・プロジェクト名、 人工衛星やモデルの名前などがあります。

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アロメトリー(Allometry)
 
[解説] 相対成長にもとづく非比例的成長関係をあらわす言葉(例:生物の全体の大きさと部分の大きさ等)。アロメトリーの関係は、
y=Axh
と表されることが多い。一般的にyは部分(器官)の大きさ、xは他の部分の大きさなどであり、Aとhは定数である。この関係は、森林の生物体量の推定やスケール分析などに用いられる。森林の生物体量の推定の場合には、比較的容易に測定できる変数がx(例:胸高直径等)、直接測定するのが困難な変数が(例:幹・枝・葉・根等の生物体量)yとなる。スケール分析は、生物の大きさが変化すると、生物の形・プロセス(代謝量・行動圏の大きさ等)がどのように変化するかを分析するのに用いられる。
[出典] 八杉龍一,小関治男,古谷雅樹,日高敏隆編,1996:岩波生物学辞典 第4 版,岩波書店.
巌佐庸,松本忠夫,菊沢喜八郎,日本生態学会編,2003:生態学事典,共立出版株式会社.

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